脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は、生命を一瞬にして奪ったり、
言語障害や麻痺などの重い後遺症をもたらすことも少なくありません。
これらの病気は「発症してから」の治療では遅く、「発症を防ぐための予防」が重要です。
MRI検査により、自覚症状のない脳梗塞(無症候性脳梗塞)をはじめ、未破裂動脈瘤、脳腫瘍、脳動静脈奇形、認知症などさまざまな脳の病気が発見されます。
なんらかの異常が発見されたとしても、すぐに進行・悪化する恐れのないものが多く、食事や運動などの生活習慣の改善を行なえば、特別な処置をしなくても病気の発症を回避することができるものも少なくありません。
高血圧、糖尿病、肥満、あるいは家族に脳卒中になった人が居るなどの危険因子がある人は、自分の脳の状態を知る貴重な機会です。
これらに該当する人は、40歳を過ぎたら一度、脳ドックの受診をおすすめします。